紫輝‐シキ‐
すべての料理を食べ終わったときには、あたしはお腹がいっはいだった。
「ああ〜!お腹いっはい!!」
「まったく〜!いつもちゃんとしたご飯を食べないからよ?毎日三食食べてないんでしょ?用意されてる分くらい食べなさいよね。」
ママのそんな言葉には〜い、と返事をして、席から離れた。
外にでてみると、涼しくて気持ちのいい空気だった。
今日食べ過ぎたし、家までそんなに遠くないから歩いて帰ろうかな〜。
あたしはそう思って、ママに言いに行った。