紫輝‐シキ‐




「よう。」


「「「……!?!?」」」




倉庫に来て、挨拶なんてしない悠希がみんなに声を掛けたことで奥の部屋にいたみんながめちゃくちゃ驚いてた。



「……悠希………どうしたんだ?頭でも打ったか?」


なんて、多樹が聞いてる。


そんな多樹に悠希はふふん、と鼻で笑って



「愛南、入って来いよ。」


と言った。




そう。

あたしは部屋に入らず、ドアの外から中を見ていたのである!!



「愛南来てんのっ?おいで〜!!」



そう言って尚がドアの所へと来た。




「っ!?!?」


尚は、ドアの影に隠れていたあたしを見て、固まってしまった……。



「な…尚?大丈夫…?」






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