紫輝‐シキ‐




敵のバイクが全部ついて来たのを確認し、あたしは目一杯飛ばしはじめた。


そして車が多い大通りにでて飛ばしたままするすると抜けていった。

陽炎のバイクはついて来れず、三分の一くらいにへった。

そしてあたしはついて来る奴らを振り切るため、右足を地面につけながら…体重を右に集め…くるりとUターンした。


もちろんスピードはそのままだ。


敵のバイクは一つもついて来れず、あたしは全てのバイクを振り切った。




あとは多樹を病院に連れて行かないと…!



あたしは飛ばしたままこの辺で一番大きいと教えて貰った病院へ向かった。




< 218 / 246 >

この作品をシェア

pagetop