紫輝‐シキ‐



「そうかそうか。愛南は日本の高校に行きたいんだなっ!パパが行かせてやろうっ!」


いつの間にか起きたパパが高笑いしながらどこかに電話を掛けはじめた。


「ぉうっ!遼だっ!お前理事長やってたよな?…ぉう。そうだ。……ぁあ。…ぉう。」


理事長………?


って!!早速学校に行かせるつもりなのっ!?早いでしょ!!


しかもママに聞いてないよ!


許可もらってないよっ!!


「弘輔さーん!笑ってないでパパを止めてよぉっ!!」


弘輔さんはハイテンションでどこかに電話を掛けているパパを見て爆笑してた。


…だめだ。弘輔さん役にたたない。




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