紫輝‐シキ‐
それから俺はそのチームのみんなとも仲良くなって、ここが俺の家なんだって思うようになった。
チームのみんなもそんなふうに接してくれてた。
だけど、俺が中1になった夏。
チームが解散されることになった。
あまりにも大きくなり過ぎたからだって言って。
チームが大きくなると統制できなくなるし。
それに、颯斗の跡を継げるような人材もいなかった。
それが一番の理由だって…
颯斗は言わなかったけどみんなそう思った。