紫輝‐シキ‐



あたしはそんなことを考えながら何年もまえに受けとったカギで玄関のドアを開けた。


パンパンパンッ!!!!


「お帰りなさ〜い!」


「ひゃあっ!」


「愛南っ!もうっ!!帰ってくるならちゃんと連絡入れなさいよ〜!びっくりしたじゃない!」


「マ…ママ…ぐるじい……」


「あら!ごめんなさいね。」


はぁ…


窒息死するかと思った……。




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