紫輝‐シキ‐
紫輝

生活




次の日、あたしが学校に行こうと家を出ると、向かいの家から奈美さんが出てきた。



「おはよう、奈美さん。」


「愛南ちゃん!おはよう。高校どうだった?」


「楽しいよ。友達も出来たし。」


「そうなの?よかったわ〜。」




奈美さんは、いつになく笑顔だった。




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