紫輝‐シキ‐



「なっ!お前なぁ〜…」



しょんぼりしている尚はいつもに増して可愛かった。



「嘘だよ。尚、おはよ!」



だからあたしは笑顔で尚にもあいさつしてあげた。




「愛南ちゃ〜ん。俺もいるぜ〜。」


そう言ってくるのは耀汰だ。



「おはよう耀汰。テンション低くない?」



耀汰は昨日よりもテンションが低かった。



「俺って低血圧なんだよな〜。朝は苦手だ」


「そうなんだ。」


「愛南ちゃんが俺のテンション上げて〜!」



耀汰はそう言って抱き着いてきた。




「ぉい…耀汰…」



悠希がめちゃくちゃこっちを見ながら言った。



「はいはい。分かってるよ。愛南ちゃん。またあとでね。」



悠希に呼ばれた耀汰は屋上からでていった。



なんだろう…?




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