Time。
私が一人【恋】のことについて考えていると、後ろから誰かが私の背中を叩いた。
その力は、弱くて・・・翔では無いことはすぐに分かった。
私の頭の中は、今や翔しか出てこない。前に好きだった人。今苦手な人。とっても大事な優のこと・・・。全て忘れて、翔のことばっかり。
やっぱり、これを恋って言うんでしょうか?
私はまた一人考えてしまい、背中を叩かれたことなんて忘れていた。
それが、何ともいえない悲しい顔をした優だということも知らないで・・・。
私はただ、翔のこと、恋のことをひたすら考えていた。
今、私の頭には誰も入って来れない。私の頭は全て翔で埋まってる。
12時36分。私は・・・相変わらず翔でした。