擬声、
第1章
未定
「君、先生に言ったよね。明日は絶対に遅刻しませんって」
――2ーE
今…
クラスには何とも言えない
微妙な空気が流れている。
先生が、1人の男子生徒を
冷静な声で叱っているのだ。
そのせいで、
周りのみんなは静まり返る。
あたしもこの重たい空気は
少し怖い。
「絶対って、言ったよね。君にとっての絶対ってなんだろうね」
生徒は青ざめる。
「…分かってる? 君1人のことでみんなに迷惑がかかってるんだよね」
先生は笑う。