未来の旦那様を選びましょ?
白崎の声だっ!!
『…以上』
要君だ…。
…というか…、
気のせいだろうか…。
さっきから周りからの視線が…、きついぜ……。
「はっ、早く教室行こっ」
あたしはその場を抜け出し、全力疾走で教室へ向かった。
―――――――………
――――――………
やっと教室について、肩で息を吸ってたら、
「おはよ」
と後ろからトントン叩かれた。
「へっ……?」
眼鏡を直しながら後ろに向くと、体が一瞬で固まった。
「会長おはよーっ♪」
「葵君に…、要君に、野萩咲人に、白崎流騎…」
な、なんだかすごくまぶしい…。
「俺のことはフルネームで呼ぶのかよ」