君を待ってた。
「給水ーーーー!」
「はい!」
部長の合図でみんな一斉に水分補給を始めていた。
疲れるしね・・・
もう帰っていいかな?
いつりくと目が合うかと考えるだけで恐ろしい。
って・・みてる私も悪いんだけど。
「あの…。」
「はい!?」
突然肩を叩かれて焦った。
「わ、私、愛って言います!1-Dの。」
「そうなんだ・・・。」
彼女は何が言いたいんだろう?
「マネージャー希望なんですか?」
「ええ!?それはないない!」
「そっかぁ・・良かった。」
「もしかして、マネージャーになりたいの?」
「…そうなの。」
よく見るとそのコは栗色より茶色い髪の毛、そしてくりんとした大きな目。
きっと男子からしたら憧れの的だろうな・・・。
女子の私が見ても可愛いと思うもん。
「そういえば・・名前。」
「あっ私は南部佳奈!よろしくね!」
「うん。よろしく。」