いちごいちえ
3.支え
来てほしくなくても朝は来る。
だから学校に行く。
不思議だね……
龍亮と付き合ってた時の時間も
別れてからの時間も全く変わらない……
1つだけ変わったことは
もう龍亮は隣にいないということ。
こんなことを理由に学校を休むのは絶対に嫌だった。
「おっはよ~」
気づかれないようにあいさつをして
何事もなかったように教室に入った…
でも、美鈴を見たとたん涙が
止まらなくなってしまった……
「ちょっ!えっ!なに!?」
慌ててパニックになる美鈴。
「み、みすずぅ」
泣きつくわたし。
「どうしたの?とりあえず1時間目はさぼろ?」
「うん…ごめんね……」