いちごいちえ


近くにいた友達に、保健室に行くと伝えてもらうように言って、わたしたちは、屋上へ向かった。



美鈴は屋上に来たのは初めてらしく、こんなとこもあるんだって言っていた。



わたしは話した。
美鈴は龍亮のこともちゃんと紹介したから理解してくれた。



でもまさかわたしたちが別れるとはおもってなかったらしい。



美鈴にも彼氏がいて、ダブルデートしよっ!って言ってたのに………



「美鈴、ありがとう…」



「なにが?当たり前じゃん!」



そういってくれたおかげで心が軽くなったような気がした。



まだ龍亮のことは忘れられないけど彼氏がいない生活頑張ってみるか……



そう思えた。
だから龍亮のことは思い出にすると決めた。


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