いちごいちえ



重そうな扉を開くと壮大な空が目の前に広がった。



なんだ超綺麗な屋上じゃん!



うん……?
誰かいる…よね?



「…あの…」



えっ!
わたしなんで声かけてんの!?



どうしよう…ヤバいやばい!



「うん?なんや!?」



「いや!!あの…えっと…」



「なんやねん…あっ!これか!あげるわ。ほな」




はっ!?何これ…


チョコレート……?


なんで…?



しかもなんで関西弁?


「…意味わかんない」






それがあなたの第一印象だった。
今思えば、これがわたしたちのスタートだったんだね……
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