はつこい

うつ向いて泣いてると頬に冷たい物が当たった


「何泣いてんだよ」



「ゆうきっ!!」




優輝がまだいるって思って勢いよく抱き着いたは良いけどさ…
これからどうしよー!!


とりあえず謝ろう!!


「ごめん…」



あわわ…
なんか冷たく言っちゃったよー
もっと何か言わなきゃっ…


「あのさぁ…」


「え?」


いきなり何!?
やっぱり嫌いになった!?



「嫌いにならないでー」



「は?」



「うん、あたしおかしいし、馬鹿だけど優輝の事好きだから嫌いにならないでー!!」



ん?ちょっと待てあたし…
今さらっと告白したよね?

あー馬鹿ぁ!!
告白はちゃんとするって決めてたのにい!!



「ごめん、今の忘れて!!じゃあ」



とりあえず逃げよう!!



ふらふらしながら一歩ずつ踏み出す
…けど、こんなに歩くの遅かったっけー!?




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