はつこい

自覚

優輝side―
瑞希が転校して来てから2ヶ月…瑞希が来てから毎日が楽しくて、もう瑞希無しの学校は考えられない

こんな事考えててるって事は、やっぱり俺も瑞希の事好きなんだな

俊哉達には悪いけど、俺も瑞希争奪戦に参加させて貰うぜ…




俺がそんなこと考えているとは思ってない瑞希は、何時ものように絡んでくるわけで…調子が狂う



「ここの体育祭って11月なんだね!初めてきいたー!!」



担任が朝のホームルームで体育祭の事を話した時の瑞希の顔はキラキラと輝いていた



「ねっ!優輝♪」



急にキラキラの笑顔を向けられると、やっぱり調子狂う



「ん…あぁ」

「でも、何するんだろ?」

「短距離走と棒奪いと借り物競争とクラス対抗リレー」

「そんなこと先生言ってたっけ?」

「あぁ、瑞希が顔輝かせてる時にな」

「そんなことっ!…有りました…」



なんだか、今日は素直だな…



「姫ー!!」

「違うー!!」

「瑞希、体育祭そんなに楽しみか?」

「そうだよー!!蓮は違うの?」

「男ばっかりだぜ?」

「いいの!体育祭好きだもん♪」




やっぱり可愛いって思ってしまう
そう言えば、瑞希入ってきた時より女の子らしくなった気がする



「優輝は?」

「別に」

「また、別にって言う!そんなんじゃ、彼女出来ないよ!!」

「じゃあ、その時は瑞希が彼女な♪」

「…い…いよ?」

「まじ?」

「うん///」



てっきり、笑われて終わるかと思ってたのに
俺が一番欲しかった答えが返ってきた













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