青柳高校生徒会補助役員!!〜下〜


松戸:
「何をしているのだ……??中に入りなさい……顔を見せてくれ……」

橘:
「……はい……」


オレは障子戸を開けた……


そこには、髪を真っ白な白髪に染めた、見た目60代くらいの老父が独り正座していた。


橘:
「ッ…………」

松戸:
「やぁ……京介……」

橘:
「……アンタが……[松戸孝治]さんですか……??」

松戸:
「如何にも……私が……松戸だ……」


この爺さんが……

柚川さんの言っていた、“真実”を知る者……


松戸:
「どうした……??突っ立っていないで座りなさい……」

橘:
「はい……失礼します……」



オレは招かれた客の如く、松戸さんと向かい合わせになるようにテーブルを挟んで座った。
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