青柳高校生徒会補助役員!!〜下〜

梨木:
「私が受験生の名簿を確認してたら、[橘 京介]って名前があった……………」

橘:
「……………」



梨木:
「それまで[京介]って名前の人になら何人か会ったことがあったけど……………その全てが『聖光院』とは無関係の人だった……………」

橘:
「……………」



梨木:
「でもね……………キミの名前を見た瞬間……………頭に電撃走ったみたいになった……………[運命]っていうのかな……………」

橘:
「……………」



梨木:
「その後、榊原くんに相談して、すぐに松戸先生に確認を取ってもらった………………『聖光院』にいた[キョウスケ]は、その後どうなったのか……………」

橘:
「……………」



梨木:
「……………そしたら予想通り……………[橘夫婦]に貰われて、今はその両親と住んでいるって………………」

橘:
「……………」



梨木:
「だから私は確信した……………!!!!キミが………………私の[弟]の京ちゃんだって……………!!!!」

橘:
「……………」







梨木:
「ずっと………言いたかったけどッ……………「京介にはもう京介の[家族]があるから、余計なことは言うな」って…………松戸先生にも言われてッ………………側にいて………………ずっと伝えたかったけどッ………………キミが本当のことを知って………………傷ついて欲しくなかったからッ…………………………………………私はッ…………………」

橘:
「梨木さん……………」







































梨木:
「ずっと会いたかったよ…………京ちゃぁんッ………………」


梨木さんは涙を流しながら、オレに抱きついてきた………………


橘:
「………………」
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