青柳高校生徒会補助役員!!〜下〜
その日の授業は別段変わったようなことはなかった…………
桜庭が物々しい包帯を巻いていること以外は、少し前までの日常と変わりはなかった…………
だが…………
外面では変わりないように見えるが、ほんの少し違和感を感じる事柄ならあったにあった…………
それは―――…………
―昼休み―
オレが自分の机で何もせずに、ぼぉーっとしていると…………
桜庭:
「………橘ー??」
橘:
「あぁ………??」
突然、桜庭が話しかけてきた…………
橘:
「何だよ………??」
桜庭:
「どうしたんだよー??」
いや………それはこっちのセリフだろ………??
橘:
「………何がだよ………??」
桜庭:
「いや、だって橘って昼休みになるといつも机に突っ伏して寝てるじゃん!!??」
橘:
「ッ………????」
桜庭:
「どうしたのかなぁ〜??ってさ!!!!………………って、聞いてるかー!!??」
オレの感じた違和感……………
何故か、妙に桜庭が明るく、口数が多くなったいたのだ―――…………