青柳高校生徒会補助役員!!〜下〜
灯台下暗し
―翌朝―
橘:
「ん………??」
オレが目を覚ますと、いつもの寮の風景。
上体を起こし、ぼやけた頭を整理して昨日の出来事を思い出す……
榊原さんの言ったあの言葉――………
『[明]はこの世でたった1人の俺の理解者だ』
橘:
(理解者……)
昨日の間でわかったことは……
『明』というのが人物名であること。
そして、その人は榊原さんにとって[特別な存在]だということ。
っとまぁ……微々たる情報ではあるが、皆無に近かった『明』に関する情報の方向性は見いだせた………
橘:
「……………」
だが……
それ以上は何もない………