青柳高校生徒会補助役員!!〜下〜
正直…………私は嫉妬と似た感情が芽生えていた…………
親友の『明』が、私以外の連中と連んでいる…………
ほんの少し………………寂しかったんだ………………
『明』が私の前から居なくなってしまう日が来るんじゃないかと……………
そんな無意味なことばかりが頭に浮かんで来たんだ……………
栗沢:
「実際はどうなんだ………??」
明:
「何が………??」
栗沢:
「ソイツらと………………[生徒会]にいて………………楽しいか…………??無理してないか…………??」
[生徒会]の存在意義は『明』が話してくれた……………
学校を牛耳る[第一期生]に対抗するための組織…………
そんな危なっかしいものに……………平和主義の『明』が無理をして働かされてはいないかと心配だった……………
明:
「……………ありがとう…………聖子…………心配してくれて……………」
栗沢:
「いや…………」
明:
「でも大丈夫さ……………最終的には、僕は自分の意志で彼らと一緒にいるんだ…………!!!!もっともっと彼らと[仲良く]なって………………この学校を少しでもより良い方向に近づけられたらいい……………」
栗沢:
「……………大丈夫か……………????明は全部自分で背負いこみ過ぎる………………」
明:
「大丈夫だって…………(笑)本当に辛くなった時は―――…………」
明:
「全部、聖子に相談するからさ♪」
栗沢:
「ッ…………」
――――……………