青柳高校生徒会補助役員!!〜下〜
栗沢:
「橘ぁ……コイツは何だと思う……!!!???」
橘:
「………????」
[栗沢聖子]は右手に携帯電話を見せびらかすように摘んでみせた。
橘:
「携帯………????」
栗沢:
「フフッ……そうさ………」
栗沢:
「これは『明』の携帯だ……!!!!」
橘:
「ッ!!!!!?????」
栗沢:
「明の遺品の1つらしくてなぁ……桜庭は今日まで大切に持っていたらしい………」
橘:
「……………」
栗沢:
「しかも……まだ解約していないようで、普通に使えるんだよ……これを利用しない手はなかったよ……!!!!」
橘:
「ッ………????」
栗沢:
「ついさっき……コイツを使って樫家を[生徒会室]に呼び出したんだ………」
橘:
「何ッ……!!!???」
栗沢:
「クックク……!!!!アイツのことだぁ……明の携帯からの受信なら間違いなく誘いに乗ってくる……!!!!つくづくマヌケなヤツだよなぁ!!!!????」
橘:
「ッ………!!!!」
マズい………!!!!!!
――――……………