青柳高校生徒会補助役員!!〜下〜


寮を出て、徒歩2分。

オレの足は[桜庭家]の前で止まった。



外から見るに、部屋には明かり等は一切ついてなく、深夜の時間帯に見合った静けさを放っていた。


橘:
(さて………)


オレはどうすればいい……??

時間が時間だから、堂々とインターフォンを鳴らすワケにはいかない……


そもそもだ……

家の中に桜庭の両親がいる可能性だって十分あり得る。

前に来た時の様子では、桜庭は一人っ子の様だから、兄弟がいる心配はしなくて済むが……


とは言え……

アイツにどんな企み(?)があって呼び出したかが分からない以上、滅多なことは出来ない。



橘:
「……うーん……」



早く何とかしないとな……

でないと、オレは真夜中にクラスメートの家の前で特に何もせずに立ち尽くすただの不審者になってしまう……!!!!



そんなことを考えていると……
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