青柳高校生徒会補助役員!!〜下〜
第一節
(樫家SIDE)
―生徒会室―
樫家:
「ハァ………ハァ………」
クソッ…………
膝をヤラれたな…………
逃げを打つこともできねぇか…………
樫家:
(いよいよ………ヤベェなぁ…………)
桜庭:
「ハァ……ハァ……ハァ……」
樫家:
「……………」
桜庭は本気だ…………
本気で俺を…………殺すつもりでいやがる………!!!!
樫家:
(ハッ……………ヤベェ………なぁ………………意識が朦朧として来やがった…………………クソッ……………)
桜庭:
「ハァ……ハァ……ハァ……」
桜庭は右手にカナズチを握りしめ、ゆっくりと歩み寄った……………
どうやら……………俺の寿命はそう長くないらしい……………
桜庭:
「ハァ……ハァ……ハァ……」
桜庭の眼に光はない………………
狂気に染まったその眼で、俺を見下ろしていた…………
樫家:
(…………クソッ…………)
“ここ”が俺の死に場所かぁ………………
皮肉なもんだ………………
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