青柳高校生徒会補助役員!!〜下〜
[桜]と[橘]
オレは桜庭を連れて、青柳高校をあとにした。
その間、桜庭は何故かずっとオレの右腕に抱き付いて離れなかった。
振り払う理由もなかったから何も言わなかったが…………………
橘:
「……………」
桜庭:
「……………」
特に会話は無かった。
桜庭がどんな表情をしているのか少し気になったが……………
覗き込んだって何も良いことはないだろう。
橘:
「……………」
桜庭:
「……………」
校舎の敷地内を出て、校門を潜る。
何も話すことも無かったが、オレは桜庭を家まで送ってやることにした。
まぁ、そこは自然な流れだった。
ちなみに、桜庭はまだオレにくっついたまま……………
橘:
「……………」
桜庭:
「……………」