青柳高校生徒会補助役員!!〜下〜
橘:
「まだ桜庭の携帯を持っていてくれて助かったよ。でなきゃ、連絡の取りようがなかったからな……」
昨日の夜、オレの携帯に電話を掛けて着たのは桜庭の携帯からだったしな……
栗沢:
「質問の答えになっていないぞ橘……??まさか、携帯を取り返すためだけに私を呼び出したワケじゃないだろうな……??」
橘:
「いいや……アンタに少し話があるんだ……」
栗沢:
「……………」
栗沢は興味の無さそうな顔で、めんどくさそうな口調で言う。
栗沢:
「悪いが……私は朝に弱いんだ……話したいことがあるなら、さっさと済ませて貰おうか……??」
橘:
「……………」
それから……
1分近く沈黙が続いた……
オレがこの間、話を切り出さなかったのは、まだ自分の中で言葉の整理が出来ていなかったからだと思う。
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