青柳高校生徒会補助役員!!〜下〜
第四節
―翌朝―
(橘SIDE)
橘:
「ん………??」
オレは寝起きてすぐのその瞬間まで身に覚えのない部屋で目を覚ました。
辺りを見回すと、すぐ隣(約50cm)の位置に桜庭の寝顔があった。
橘:
(うおッ!!!!????)
余りに突然、桜庭の顔がド・アップで視界に入り込んだものだから、流石にオレも少し怯んだ……!!!!
桜庭:
「スゥー……スゥー……」
橘:
「……………」
そうか……
そう言えば、またもやオレは桜庭の部屋で一晩過ごしたのか……
こんな珍体験を二度も経験することになるとはな……
桜庭:
「スゥー……スゥー……」
橘:
「……………」
辺りが明るくなって改めてしっかりと確認出来た。
桜庭の顔の左半分にできた生々しい引っかき傷……
こりゃ……普通じゃない……
橘:
「……………」
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