青柳高校生徒会補助役員!!〜下〜
―10分後―
オレは[黒岩図書館]前に着いた。
この図書館はかなり昔から建っている建物で、図書館という枠ならば、間違いなくこの街一番の大きさだ。
こんな所でオレに何をしろと言うんだ……??
などと考えている間に……
椿:
「橘くーん!!!!」
橘:
「あぁ……??」
突如、オレの前にクラスメートの[椿 綾香]が現れた。
椿:
「よかった〜……やっぱり来てくれたんだね〜!!!!」
橘:
「何だよ……??「やっぱり」っつーのは……??」
まるでオレがここに来ることを知っていたような口振りだ。
椿:
「さっき道端でね、いきなり生徒会の〜……あの〜……体格の小さい〜……」
橘:
「……柚川さんか……??」
椿:
「そうそう!!!!その人がいきなり寄ってきて、この封筒渡してきてね〜!!!!」
封筒……!!??
椿:
「そして――………
「これを持って、[黒岩図書館]の前で橘が来るのを待て。もし来たら封筒を渡してくれ。一時間待っても来なかったら、中を見ずに封筒を破いて捨ててくれ!!!!」
――………って頼まれてたんだよ〜!!!!(笑)」
橘:
「……………」
ったく……
あの先輩は……
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