青柳高校生徒会補助役員!!〜下〜


樫家:
「いいのか……??それはお前にとっても思い出の品だろ………??」

桜庭:
「はい……でも………!!!!」



私は樫家先輩の目を真っ直ぐ見据えて言った。



桜庭:
「きっとお姉ちゃんも………私が持っているより、樫家先輩が持っていてくれた方が………喜んでくれると思うんです………!!!!」

樫家:
「………そうか………」




そう言って樫家先輩は薄い笑みを浮かべた…………









樫家:
「なら…………大切にさせて貰うよ…………」


桜庭:
「ありがとうございます……!!!!」




樫家先輩は右手でネックレスを受け取ると、少し視線を落としながらギュッと握りしめた。




樫家:
「……………」


桜庭:
「……………」










これできっと………


天国にいるお姉ちゃんも喜んでくれる筈だ…………







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