青柳高校生徒会補助役員!!〜下〜
鳴り響くチャイムを合図に、あちこちで駄弁っていた生徒達がボチボチ自分の席に座っていく。
クラス全員が着席を終えても、オレの前の席だけはポッカリと空いてしまっている。
今日何度目か分からない溜め息を吐く………
橘:
「クソッ………」
やはり………
立ち直るにはまだまだ時間が掛かるのか………??
そんなに辛いなら………少しくらい頼って来てくれても良いだろ………!!??
何で何も連絡をくれないんだよ………!!??
少しくらいオレに甘えてくれよ………!!!!
橘:
「ッ…………」
かと言って…………
オレから桜庭を迎えるワケにはいかない…………
コレはアイツが1人で立ち向かわなきゃならない問題だ………!!!!
ここでオレが出しゃばったら、アイツの為にならない…………
そんなこと分かってる!!!!!!
だけど―――…………
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