くるきら万華鏡
 でも、どうしても許せなかった。


 友情より愛情を優先してしまうほど、この頃の私は無我夢中で有坂くんに恋していた。






 三度目の席替えで、見事私は有坂くんの隣を手に入れた。


 しかも、有坂くんは窓際の一番後ろ、私はその右隣。


 有坂くんの前も私の前も男子… これってもう、独り占め気分。


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