くるきら万華鏡
「いーよ。」
有坂くんが、無邪気に微笑む。
途端、私の中の暴走族、心臓くんが唸りを上げる。
追い討ちをかけるように、有坂くんは、自分の机を私の机にくっつけると、
「一緒に見ます!」
と元気に宣言して、教科書をでたらめに開いて繋がった机の真ん中に置いた。
諸井先生は片方のまゆをヒクつかせ、何か言ってやろうと、必死で模索しているようだ。
「先生、もう10分もロスしてます。早く授業始めてください。『タイム イズ マネー』ですよ。」
有坂くんが、おどけたように言い、教室は再び笑いの渦に包まれる。
有坂くんが、無邪気に微笑む。
途端、私の中の暴走族、心臓くんが唸りを上げる。
追い討ちをかけるように、有坂くんは、自分の机を私の机にくっつけると、
「一緒に見ます!」
と元気に宣言して、教科書をでたらめに開いて繋がった机の真ん中に置いた。
諸井先生は片方のまゆをヒクつかせ、何か言ってやろうと、必死で模索しているようだ。
「先生、もう10分もロスしてます。早く授業始めてください。『タイム イズ マネー』ですよ。」
有坂くんが、おどけたように言い、教室は再び笑いの渦に包まれる。