くるきら万華鏡
「俺も多恵ちゃんも、奈緒が好き。でも… ここ大事、テストに出るぞ! 俺は彼氏、多恵ちゃんは親友。だろ? 多恵ちゃんが、焼きもち焼くなんておかしくね!?」
バカで鈍感な有坂くんは、私の神経を容赦なく逆撫でる。
その挙句…
「多恵ちゃんも彼氏つくれば? マルなんてどう? あいつ、すっげぇイイヤツだし。」
この期に及んで、丸山くんを私にパワープッシュしてくるとは…
「あのさ、私は…」
「好きじゃないくせに! 皆人くん、私のことなんかちっとも好きじゃない!」
奈緒が突然、何かが弾けたように叫び、泣き出した。
教室に残っていた全員が、こちらに注目する。
バカで鈍感な有坂くんは、私の神経を容赦なく逆撫でる。
その挙句…
「多恵ちゃんも彼氏つくれば? マルなんてどう? あいつ、すっげぇイイヤツだし。」
この期に及んで、丸山くんを私にパワープッシュしてくるとは…
「あのさ、私は…」
「好きじゃないくせに! 皆人くん、私のことなんかちっとも好きじゃない!」
奈緒が突然、何かが弾けたように叫び、泣き出した。
教室に残っていた全員が、こちらに注目する。