くるきら万華鏡
辿り着いたと同時に、バランスを崩して前のめりになり、そのテーブルに両手をついてなんとか身体を支えた。
「お姉さんたち、この男は危険です。女を食い物にする野獣です。気をつけましょう。」
ろれつの回らない口で、脅すように言った。
「酔っ払いが。」
皆人くんが舌打ちしながら悪態をついた。
私はそんな皆人くんを見て、すっかり満足し、再び元居た座敷へ戻った。
「多恵、悪酔いしすぎだって。」
奈緒が呆れたようにそう言い、それからの記憶が…
ポッカリ穴が開いたように
奇麗さっぱり消えてしまっていたのです。
「お姉さんたち、この男は危険です。女を食い物にする野獣です。気をつけましょう。」
ろれつの回らない口で、脅すように言った。
「酔っ払いが。」
皆人くんが舌打ちしながら悪態をついた。
私はそんな皆人くんを見て、すっかり満足し、再び元居た座敷へ戻った。
「多恵、悪酔いしすぎだって。」
奈緒が呆れたようにそう言い、それからの記憶が…
ポッカリ穴が開いたように
奇麗さっぱり消えてしまっていたのです。