くるきら万華鏡
「『眠れ』って… ポリーナさん、『買い物行く』って言ってたし。」
「うるさい! お祈りの邪魔すんな!」
意味不明なバカバカしいお祈りのために怒鳴られた。
「アーメン」
と胸元で十字をきると、皆人くんは「よし!」と両手で両膝をポンと叩いて勢い良く立ち上がった。
どうやら、訳のわからぬお祈りは、無事滞りなく終了したらしい。
「多恵ちゃん、ゲームやる?」
またあの無邪気な微笑みを見せ、皆人くんが言う。
「やらない。」
「じゃぁ、俺がやる。」
そう言って、さっき遊んでいたゲーム機を再び手に取った。
私はのそのそとベッドから降り立ち、皆人くんに向かって言った。
「ねぇ、私、そろそろ帰るよ。お世話になりました。どうもありがとう。」
色んな意味で。
「うるさい! お祈りの邪魔すんな!」
意味不明なバカバカしいお祈りのために怒鳴られた。
「アーメン」
と胸元で十字をきると、皆人くんは「よし!」と両手で両膝をポンと叩いて勢い良く立ち上がった。
どうやら、訳のわからぬお祈りは、無事滞りなく終了したらしい。
「多恵ちゃん、ゲームやる?」
またあの無邪気な微笑みを見せ、皆人くんが言う。
「やらない。」
「じゃぁ、俺がやる。」
そう言って、さっき遊んでいたゲーム機を再び手に取った。
私はのそのそとベッドから降り立ち、皆人くんに向かって言った。
「ねぇ、私、そろそろ帰るよ。お世話になりました。どうもありがとう。」
色んな意味で。