cross
あたしが指したのは、隣のテーブルで店長と親しげに話てるお兄さん。
お店の飲み会のはずなんだけど、知らない人がいるんだもん。
「あぁ、こーくん? 知らないの?」
りか先輩は不思議そうにあたしを見てて。
あれ?
もしかして、あたしが覚えてないだけで、会ったことあるのかな?
なんて考えてたら。
目があった。
その、こーくんって人と。
思わず営業用スマイルをしてしまったら、彼も笑った。
あ、かわいい。
「わかったぁ!」
りか先輩の声で、あたしの視線は正面に戻った。
「わかったって、何がですか?」
「こーくんとあなた、シフトかぶってないのよ」
先輩は一人合点顔。
シフト?
ってことは、やっぱり彼も同じ店で働いてる人なんだ。
お店の飲み会のはずなんだけど、知らない人がいるんだもん。
「あぁ、こーくん? 知らないの?」
りか先輩は不思議そうにあたしを見てて。
あれ?
もしかして、あたしが覚えてないだけで、会ったことあるのかな?
なんて考えてたら。
目があった。
その、こーくんって人と。
思わず営業用スマイルをしてしまったら、彼も笑った。
あ、かわいい。
「わかったぁ!」
りか先輩の声で、あたしの視線は正面に戻った。
「わかったって、何がですか?」
「こーくんとあなた、シフトかぶってないのよ」
先輩は一人合点顔。
シフト?
ってことは、やっぱり彼も同じ店で働いてる人なんだ。