あなたと二人で恋の授業


"パタン"


家の中は静かだった。


お母さんお仕事かな?


「紗和の部屋は?」


「そっか!!案内しなきゃだね」


「俺まだ知らないし。」


「そだね。」


タンタンタン


階段を上がってドアをあける。


「あ、意外とキレイ」


少しイラッとした。


「意外とってナニ?」


「いや、汚いと思ってたから」


ありえない。
なに?このひと。


「よく祐紀来るから整頓してるの」


そう説明して私は机に向かった。
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