あなたと二人で恋の授業

初授業

｢始めるぞ｣


椅子に座ってテストを探した。


｢あ、あった!!｣


今回のテストはさんざんな結果ばかりだった。


｢ほう、どれどれ？｣


パラパラと紙の音がする


｢え､全部先生が見るの？｣


｢もちろん。｣


先セイが不気味な笑みをした。


なんか…嫌な予感


｢全教科できんの？｣


私は思ったことを聞いた。


｢もちろん。｣


先セイの余裕の笑みがヤダ。


｢オールマイティーだなぁ…｣


｢あったりめーだ。はい、これ｣


口調あらっ!!


先生まじまじとみてみる


茶色に金のメッシュが入ってる。


目は一重でポーカーフェイス。


｢苦手なとこわかった。｣


紙が置かれると同時に先セイがいった。


｢えっ!!はやっ!!｣


｢そらな、教師だもん俺。｣


｢そーだね…｣


｢ま、始めるぞ｣