あなたと二人で恋の授業


一呼吸おいて涙目になった先生


「さーわー。はっきり言わなくてもよくね!?」


はっきり言ったつもりもなくはない。でも言わなきゃ勘づかれる。


「べっつにー。八つ当たりだし」

「なんだ…。まじビビったわー!ってか拗ねんなよー!」


両手を私の頬にあてて、すりすりする先生。

その手がすっと離れたと思ったら…



「でもさぁ、俺に八つ当たりとか良い度胸してるね、紗和ちゃん」


落ち込んだと思ったら何この余裕っぷり…


「ところで終わったのかな?」



めちゃくちゃ怖い!
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