イケメン転校生!?
後ろを振り返ったら鈴宮がこっちへ向かって走っていた。

だから俺も歩く足を止めて待つことにした。

「どうしたんだ?」

「えっと・・・ちゃんとさよなら言ってなかったから・・・」

そんなことのために来てくれたのか?
やべぇ・・・
嬉しいかも・・・

「今日はホントにありがとね!!!また明日ね!!」

そう言って鈴宮が帰ろうとしたけど体が勝手に動いたんだ・・・

気づいた頃には鈴宮を抱きしめていた。

「えっ!!!ちょっと藤宮くん?」

「あっ・・・わりぃ。また明日な。」

「うん・・・」



何してんだよ俺!!!!何鈴宮を抱きしめてんだよ!!!!

さよならを言うために来てくれたのが嬉しくて愛しくなって・・・
勝手に動いちゃったんだ・・・






あぁーやべぇな思った以上に







惚れてるかも・・・
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