線香花火【企・短】


「乙女に対して失礼だよっレイのバカ!」



私がプンっとそっぽを向いて怒ると



「ゴメンって。
ナナミもスッカリ女の子だもんな。」



そう言って私の髪を撫ぜてなだめる。


そのレイの手が嬉しい反面


やっぱりお子ちゃま…?



素直に喜べない

可愛くない私



「さっまだイッパイあるし、ショーブしよ!」



勝負?



「線香花火で?
レイ負け決定じゃん!」


「そんなのやってみないと分りません~。」



感じ悪く言う私に、レイは子供みたいにすねたように反論する



「へ~!じゃあ負けたら罰ゲームねっ罰ゲーム!」


「よし!何にする?罰ゲーム」


「う~ん…そぉだなぁ~
あ!じゃあ暴露大会ねっ!」


「何だよそれ?」


「ん~と、幼馴染みだけど、お互いに知らなかった事とかザンゲとか?」


「よくわかんねぇけど、よし乗った!
しかもイッパイあるから2本くっつけてでっかい玉作って勝負やろうぜ!」



そうして始まった私達の線香花火バトルマッチ


2本で作る線香花火は大きくて意外と苦戦


だけど案の定1回目からあっけなくレイが負け

レイの暴露を待つ




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