―優等生乱用


「どう処分すればいいのか分かんないんだよね…」


大塚は困ったようにため息をする。


この人、なんなんだ。


「規則に則ればいいんじゃないですか??」


って、何、停学勧めちゃってんだ。


「えー、それはさすがに可哀想だよー」


大塚は口をとがらせる。


お前は本当に教師かとツッコミたくなる。



「先生は私を罰したいのですか?

罰したくないのですか??」


彼は考えたふりをする。


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