―優等生乱用

「俺、あんまり生徒を

罰するってこと好まないんだよね」


「そうですか」


私は心の中で安堵する。


担任がこいつで良かった。



「それよりさ」

終わったかと思って動かした足を止める。


「新井さんって女の子だったんだね」


・・・・・。

「今まで私のことを女の子ではないと思っていたのですか??」


ちょっとムッとした。

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