―優等生乱用



離したくない。


ずっと触れていたい。


抱きしめてほしい。



そんな感情があふれて





涙が出そうなのはなぜだろうか。




バスを降り、改札のいつもの場所で秋を見つけた。



秋も私を見つけてくれた。



「かわいい」


なんて反則な事を言う。



私たちは離れないようにギュッと手を握った。




< 44 / 111 >

この作品をシェア

pagetop