―優等生乱用

「じゃあ、ゆん、

また今度ね」



「え…」



また今度っていつ？


そんな日来るの？



怖くて「やだ」とわがままを言った。


いつかは切らなければならない電話。



急かされて焦る気持ち。


でも覚悟ができないよ…。



「ゆん…」




秋の甘い声が全身を反応させる。