―優等生乱用
子供を作り
秋の子だって断言すれば
きっと秋は…
「彼氏さんと何かあったの?」
大塚は単調な声で聞いてきた。
黙りこむ私。
フラレたなんて言いたくない。
プライドにかけても。
「子供…。
ムリだよ」
「なんで!?」
叫び声のような声を出してしまった。
「犯罪だよ」
「そんなの知ってる。
だから先生の子とは言わないって」
「言わなくても
DNA鑑定でバレるよ」
大塚は苦笑する。
つかみかかっていた手が緩む。