―優等生乱用
「学校に行かなくていいの?」
「少ししてから行く」
正直、私はもぅ受験は終えたから
高校なんてもぅ行かなくていいと思う。
行ってもサル山に昇ったギャーギャー奇声を
上げるサル共を見物するだけだ。
「兄貴は大学行かなくていいの?」
「今日は午後の授業だけ」
卑怯だ。
「出てけ」
「え、とばっちり?」
「いいから出てけ。
じゃなきゃ、はげろ。」
「禿げるのはやだなー」
なんて兄貴はしぶしぶ席を立つ。
「そういやいつの間に
ケータイ買ってもらったの?」
「私、もぅ高校卒業しますけど?」
「あはは、そうだったね」
と、彼はこの空間から去る。
さて、これで落ち着いて
説明できるだろう。
私は説明が得意なほうで無いので
意味が分からなかったら勝手に
解釈してもらっていい。
私も全て把握してるわけじゃないから。