―優等生乱用


「あっちゃ~ん!」


私は秋に大きく手を振った。


茶髪のツンツン頭、背が高いのが目印。


私の自慢の彼氏です。



「ゆん、学校おつかれ」


「あっちゃんもね」


秋は大きな手で優しく頭を撫でてくれる。


幸せだ、幸せすぎてとろけそう。



「とりあえずゆんが好きなプリ撮る?」


「うん、撮りたい」


私たちはいつものカップル繋ぎで街へと向かった。




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