紅の月〜Be Cool Color〜
高校生になった今でもこの容姿で生徒指導部に呼び出される。

普段の態度もあって生れつきだとわかってもらえない。

「如月。その髪、何度言ったら染めてくるんだ!!
その目だってカラコンだろ。」

「仕方ねーだろ。染まんないんだからょ。」

一族の特別な髪の毛は染めようとしてもはじいて染まらない。
一族には二人の他にも特別な髪を持った人がいる。
そのおかげで先生に睨まれるようになった。
紅夜は容姿が不良にさせた。

上級生に生意気と映り呼び出されるも敵う者はいなかった。


「この髪と瞳のせいで全くろくなことがねぇぜ。」

ガチャ

「紅夜、屋上(ここ)にいたんだー。
また呼び出されたんだって?!」

「白夜か。あぁ、また染めてこいってさ。」

「僕も言われるょ。僕なんて白髪だょ?!この歳で。」

「先生!ここでサボってる人たちがいます。」
赤い髪の男が二人に向かって微笑む。
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